「知的戦闘力」という言葉に惹かれて購入。
独学が必要な理由の一つに『「クロスオーバー人材」二つの領域を横断・結合できる知識が必要となる』というものがありました。
「領域を越境できる人」。「越境」という言葉は、職場の研修でも出てきたことがあります。
専門性だけを頼りにして蛸壺にこもるような人材のみで構成されたチームでは、イノベーションを推進していくことはできない、と。
”専門性”を高めるというのは、私のひとつのポリシーと考えていましたが、これからの時代、それでは通用しないということです。
「クロスオーバー人材」になるため、独学が必要。
私の頭の中では、知識を自分にインプットする方法としては、読書が一番いいのではないか、という漠然としたイメージがありました。
しかし、危険な認識のようです。
読書はやり方によっては「バカ」になる危険性があるとのことです。「丸呑み型読書」では、「物知り」にはなるかもしれないが、「知的戦闘力」は高まらないとのことです。
また、読書は何でもいいかと思っていましたが、「ガーベジイン・ガーベジアウト」という言葉で表現されるように、ゴミのようなインプットをしてもごみのようなアウトプットしかできないと。
よく考えれば当たり前のことですが、「ゴミ」って言いきっているところがなかなか新鮮でした。
名著・古典と言われているものを読みなさいと。
この本を読み終わって、今後の本選びや今後のインプットをどうしたらいいのか、進むべき方向が示されたように感じました。

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